神奈川県 横浜市 緑区 の胃腸肛門クリニック「しらはた胃腸肛門クリニック横浜」 長津田駅 南口より徒歩3分

しらはた胃腸肛門クリニック横浜

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おしりの病気の診療

おしりの病気の診療

当クリニックは、大腸肛門外科を専門としており、
おしりの病気のほとんどが「薬による治療」または「日帰り手術」が可能です。

おしりの治療は、患者様にとっては非常に恥ずかしいものだと思いますが、親身にていねいに、精一杯治療させていただいています。
院長は豊富な技術と経験、知識を持つ日本大腸肛門病学会専門医です。
肛門の痛み・出血だけでなく、他院にて治癒困難な肛門のかゆみ・違和感・残便感、肛門から出る粘液、排便障害でお悩みの方は、まずはお気軽に受診してください。
妊婦の方、授乳中の女性、新生児、幼児、小児のおしりの病気でお困りの方も、積極的に対応しますので、ご相談下さい。

診療の流れ

おしりに病気の診察では、視診、触診、肛門鏡診察が主な内容になります。

Step1 問診

ご記入いただいた問診票もとに、詳しくお話をお伺いいたします。

Step2 診察

カーテン越しに肛門診察の姿勢をご自身で作っていただきます。

視診・触診(直腸診)・肛門鏡診察などをおこないます。

必要に応じて、肛門内圧測定検査、肛門超音波検査をおこないます。

Step3 診察結果説明

衣服を整えていただいた後、診察結果をご説明いたします。

大腸肛門機能診断に必要な検査

当クリニックの検査方法の一部、検査機器をご紹介します。

直腸肛門機能検査

肛門内圧検査
肛門内に直径5mmの細い管(圧力センサー)を入れて、肛門に力を入れない時(最大静止圧)や力一杯しめた時(最大随意圧)の肛門のしまる強さ(圧力)を測定します。

直腸感覚検査
直腸内にバルーンを入れて、少しずつ膨らませながら、最初に便意を感じた時(最小感覚閾値)と、便意を我慢できなくなった時のバルーンの大きさ(最大耐容量)を測定します。

直腸肛門反射検査
直腸内にバルーンを入れて、膨らませた時の肛門の反応を調べます。機能が正常な場合は、腸内でバルーンが膨らんだときに、肛門は反射的に弛緩します。

肛門超音波検査装置

当クリニックでは最新型の[肛門専用]超音波診断装置を設置しております。
この超音波検査では通常の装置では難しい肛門の詳しい検査をすることができます。当院の日帰り手術では、体への負担を可能な限り少なくする低侵襲で手術します。その手術には肛門の詳細な検査が必要で、最新型の[肛門専用]超音波診断装置での検査結果が非常に有用です。
また、便失禁は肛門括約筋障害の可能性がありますが、肛門括約筋障害の有無を診断するのに適した装置ですので、お心当たりのある方は、お気軽にお申し出下さい。

肛門内圧計

肛門術後の後遺症、慢性裂肛、肛門括約障害、直腸肛門に由来する排便障害等の直腸肛門の病気に対しては最新型の肛門内圧計を使用して行います。

デジタル肛門鏡

患者様に患部画像をご覧いただきながら、具体的に説明するため、最新型のデジタル肛門鏡も導入しています。

痔核(いぼ痔)について

痔核(いぼ痔)は、肛門にいぼ状の腫れができている状態のことをいいます。いぼのできる場所によって「内痔核」、「外痔核」とがあります。
痔核(いぼ痔)は、静脈叢の拡張と血栓による血管起源説と支持組織の減弱による滑脱説があります。誘因として、刺激性の食べもの、飲酒、疲労、睡眠不足、寒冷、同一姿勢の保持、排便時の怒責があります。

内痔核(いぼ痔)によくある症状
・痛みはない(症状が進み炎症が起こると痛みが出ます)
・排便時の出血(鮮血がポタポタ出てくる/シャーッと鮮血がほとばしる)
・肛門からいぼ状の痔核が出てくる

・悪化すると、常に痔核が肛門外に脱出し、指などで押し込んでも戻らない状態になります。その状態を嵌頓痔核といい、括約筋に締めつけられ腫れ上がり激痛を伴います

外痔核(いぼ痔)によくある症状
・痛みがある
・大きく腫れた際に、激しく痛む

 痔核(いぼ痔)の手術について

裂肛(切れ痔/さけ痔)について

裂肛(切れ痔/さけ痔)は、肛門の出口付近の皮膚が切れている状態のことをいいます。
太い便や硬い便、下痢で勢いよく便が通過することが原因となって起こります。裂肛(切れ痔/さけ痔)は便秘になることが多い女性に多く見られます。

裂肛(切れ痔/さけ痔)の主な症状
・排便時に痛んだり、出血したりする
・便秘した時や硬い便をしたときに症状がでる
・数日で改善することが多い

慢性化した場合には
・排便時の痛みが排便後も持続する
・同じ場所が何度も切れるとキズが深くなり、潰瘍になる
・キズが治りにくくなる
・粘膜損傷と治癒を繰り返し、肛門狭窄をきたす

一般的な裂肛の手術適用
・再発を繰り返すもの
・肛門括約筋の緊張が強度で排便時・排便後の疼痛が激しいもの
・慢性化して狭窄を認めるもの
・炎症性肛門ポリープを認めるもの
・裂肛、痔ろうを形成しているもの

 裂肛(切れ痔/さけ痔)の手術について

痔ろう(あな痔)について

痔ろう(あな痔)は、肛門周囲の皮膚と直腸をつなぐトンネル(瘻管)ができる痔のことをいいます。
下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込んで感染を起こすことが原因といわれています。

痔ろう(あな痔)の主な症状
・肛門の周囲が腫れて、ズキズキした痛みがでる
・発熱(38~39℃)する
・おしりが熱っぽい
・痛くてイスに座れない
・トイレットペーパーや下着に膿が付く

痔ろう(あな痔)は肛門専用超音波検査で病態を正確に診断します。
手術は肛門の解剖学的特徴にあわせて可能な限り肛門機能を損なわないような方法で瘻管の入り口となる原発口と出口となる二次口をふさぐような手術を行います。

 痔ろう(あな痔)の手術について