機能性胃腸症ディスペプシア(FD)について
機能性胃腸症ディスペプシア(FD)とは、検査では胃に癌や腫瘍などがないのにも関わらず、胃のもたれや痛みなどのつらい症状があらわれる症候群です。下記のような症状に悩まされます。
食後愁訴症候群(食事に伴っておこるタイプ)
胃もたれ感がある/食事の際、すぐに満腹となる(早期膨満感)
心窩部痛症候群(胸~上腹部に痛みを感じるタイプ)
心窩部に痛みを感じる/心窩部にやけるような感じがある
原因は現代でも明確になっていませんが、胃の運動機能の低下による胃内容の排出遅延、知覚神経の過敏、胃酸の出すぎ、食習慣を中心としたライフスタイルの乱れ、ストレスの付加など複合的な原因により、症状があらわれると考えられています。
機能性胃腸症ディスペプシア(FD)の治療はお薬が中心となります。
検査結果からの診断のタイプ別に、運動機能改善薬、胃酸分泌抑制薬、抗不安薬など、患者様に合わせて投与いたします。
また、再発防止には機能性胃腸症ディスペプシア(FD)の発症の素地となった食習慣を中心としたライフスタイルの見直しと改善が大切です。食習慣の改善、ストレスの発散に心がけるなども効果的な方法をアドバイスさせていただいています。