帯状疱疹ワクチン予約受付の開始のご案内
2025年度から帯状疱疹ワクチンの予防接種が予防接種法に基づく定期接種の対象になり公費で接種が可能になります(自己負担があります)(最近はテレビのCMでよく見かけると思います)。横浜市は2025年7月から開始です。
帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより発症し70歳代で最も多くみられます。神経に沿って体の左右どちらかに帯状に、痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気で合併症の一つに治った後にも痛みが残る『帯状疱疹後神経痛』があり、日常生活に大きく支障をきたすとても辛い病気です。発症前にワクチンで予防する事がとても大事になります。
接種希望の方は必ずお電話で予約をしてからお越しください。ワクチンはキャンセル不可となります。ワクチンについて質問がある方は横浜市予防接種コールセンター(045-330-8561)をご利用ください。その他の対象者、詳細については横浜市の公式HPかこちらをご確認ください。
【ワクチン対象】対象者には横浜市から個別通知が発送されます
(公費接種可能な医療施設一覧も同封してありますので確認して下さい)。
- 年度内に65歳を迎える方(昭和35年4月2日生~昭和36年4月1日生)
- 60歳以上65歳未満の方で免疫機能に1級相当の障害のある方
- 2025年度から2029年度までの経過措置
年度内に70、75、80、85、90、95、100歳、100歳以上の方
【ワクチン費用(自己負担分)】
組み換えワクチン(シングリックス):10,000円/回(2か月以上の間隔で2回接種)
当院では持続期間や予防効果の観点からシングリックスのみの接種としています。生ワクチンは接種していません(公費負担ない場合は25,000円/回となります。接種券が届いてからの公費接種をお勧めします)。シングリックス選択の理由は他のワクチンに比較し圧倒的に効果が期待できることです(持続期間9年以上、発症予防97%)。一方、欠点としては費用が高い(補助を受けても自己負担が10.000円)、2回接種が必要(計20.000円)、副作用の頻度が若干多いです。
【ワクチンの日時】
月・火・水・金の16:00からの予約制となります。
【ワクチンの副作用】注射部の腫れ(25%:重症1%)、注射部疼痛(78%:重症6.4%)、発熱(18%:重症0.3%)、倦怠感(40%:重症4.5%)です。頻度は非常に稀ですがアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎がみられることがあります。